Date:2008/11/10 23:46
長期投資向けのバランスファンドとして、「 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」「 マネックス資産設計ファンド」「SBI資産設計オープン(スゴ6)」等がありますが、楽天証券より発表された「楽天資産形成ファンド(楽天525)」も仲間入りしそうです(11/17より募集開始)。簡単にまとめると 名称:楽天資産形成ファンド(楽天525) 設定日:12/1 (募集は11/17より) 投資対象:先進国の株式と債券(バランスファンド、アクティブ運用+インデックス運用) 信託報酬:年率0.525%(税込み) 販売手数料:なし 詳細は、楽天のサイトを確認ください |
で、どこがスゴイかと言いますと、
なっなんと、バランスファンドの中では最安の年率0.525%の信託報酬です。
もちろん販売手数料もなし。
解約時の信託財産留保金もなしです。
その昔、マネックスが1%を切るバランスファンドを出して、「おーおースゴイ」と話題になりましたが、なんと、その半分です。 何という価格破壊なプライス!! この投資家思いのチャレンジな価格は応援せずにはいられません(^^;
しかも、驚くことにこのファンドは、
この低価格でありながら、アクティブ運用のようです。
組入れているマザーファンドによって若干運用方法が違うのですが、
- 日本債券:アクティブ運用
- 日本株式:アクティブ運用
- 海外債券:インデックス運用
- 海外株式:アクティブ運用
そして、その比率は、
で運用されるようです。
あと、特徴的な点としましては、
- 資産配分の見直しはする。しかし、長期的な運用を目指すので、大きく配分を変更しない。
- アクティブ運用されているが、今まで培ってきた年金運用のノウハウを用いて長期的な視点で運用を行なう。
- リートは組み込まれていません。
- 新興国の株式・債券も組み込まれていません。(11/12追記:中国・韓国などアジア地域の株式は含まれているようです。スミマセン調査不足でした)
個人的な意見ですが、かなり堅実な路線のファンドではないでしょうか。 長期的に付き合うのには適していると思います。 しかもコストも安い!!
「アクティブ運用がどうか」というのは意見が分かれるところだと思いますが、個人的には「コストが安ければインデックスでもアクティブでも良いのでは?」と思っています。 論理的には「アクティブ運用の平均がインデックスで、コスト分アクティブ運用が負ける」ので、十分コストが安ければ、期待リターンはインデックスと同じになりますので。
本当に革命的なファンドを出してくれました、楽天証券やりますね!
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この記事に対するコメント
無題
およよ、低コストなファンドですね。
コスト争いは歓迎です(^^♪
Re:無題
うさみみさん、こんばんは
>およよ、低コストなファンドですね。
>コスト争いは歓迎です(^^♪
コスト安 > 人気UP > 資金流入 > さらにコストが下がる余地ができる という好循環が生まれると理想的なんですが(^^;
コストを下げた、でも資金が集らない > 運用会社ジリ貧 という結果にならないように応援したいです。
無題
アクティブファンドってたって、
他の数多な商品同様にそれは名ばかりの姿に過ぎず
これはただのパッシブファンドだと思いますよ。
一般人向けのアクティブファンドなんて存在しません。
Re:無題
七誌さん、こんばんは。
何を持ってアクティブファンドを指しているかが分かりませんが、成績を残しているファンドが少ないということでしたら、全く持ってその通りだと思います。(理論的には、アクティブファンドの成績を平均するとインデックスにコスト分負けるので)
単に日本のファンドマネージャはサラリーマンファンドマネージャだという意味でしたら、バランスファンド中の海外株式(米国・欧州・アジア)はそれぞれ現地の運用会社を使っているようですので、少しは特徴ある運用をしてくれるかもしれませんよ。
無題
あ、L/Sをしっかりやらなければアクティブとはいえないってことです。
ただ銘柄をちょっとチョイスして買って、たまーに銘柄入れ替えたりってんじゃ(それすら機動的にしないけど・・・)、
他商品や他顧客や自己の補填にいいように使われるしょーもないファンドになっちまうってことですね。
(ま、投信なんてそんなものですが・・・基本、金融商品は詐欺だと思ったほうがいいので)
本来アクティブがパッシブに負けるなんてことはそうそうないですよ。
世に言うアクティブファンドなんて、全然アクティブじゃないわけで。
最近、春山さんもその辺つついてますね。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/17202/2622166#2622166
Re:無題
>あ、L/Sをしっかりやらなければアクティブとはいえないってことです。
いわゆるヘッジファンドのような運用をするということですね。それでしたら確かに日本内は少ないですし、世界を見ても破綻せずにしっかり運用できる人も少ないかも知れないですね。
個人的には、日本的(?)運用であっても、払ったコスト分+コンマ数%でも良いので、インデックスに常勝してくれるだけでも良いんですけど、、、
>本来アクティブがパッシブに負けるなんてことはそうそうないですよ。
ネギを背負った鴨のようなトレーダーがいるのは事実ですので、その負け分は誰かが買っていなければ計算が合わないのは真実だと思います。
ただ勝ち組アクティブファンドも含めての期待リターンの平均がインデックスというのは、これまた面白い結論なんですよねー(^^;
>最近、春山さんもその辺つついてますね。
>http://www.doblog.com/weblog/myblog/17202/2622166#2622166
私も春山さんのブログはいつも拝見しています。記事の真意が何処にあるかが計り知れないのですが、個人投資家にはマーケットタイミング戦略は難しいと思います。運用のプロにはそれで手腕を発揮して欲しいですけが。
無題
L/Sなんて書いたのがいけなかったですね。
話はもっと単純で「株式を売って”見”」の時間があるかどうかだけでも違うのです。
売り方であろうが、買い方であろうが、
ポジションを取り続けなければいけないなんて誰も決めてないのにキャッシュ部分が少なすぎるのです。
ファンド側も何もしないことが怖いんでしょうけどね。
個人ならそれができます。
なんで、インデックスには負けようがありませんよ。
Re:無題
七誌さん、こんばんは。
>ポジションを取り続けなければいけないなんて誰も決めてないのにキャッシュ部分が少なすぎるのです。
>ファンド側も何もしないことが怖いんでしょうけどね。
あとは、ファンドによりますが、株式比率を高位に保つと目論見書に挙げているものもありますので、それは規則上、様子見ができない場合もありそうです。
どの場合にしても、高いコストを払っているのに、その投資先がほとんどキャッシュなら、私だったら「詐欺だ」と言いますけど(^^;(その間コストを下げてくれるなら別ですが)