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金投資について

ブログ開設2ヶ月を目前に初トラックバックを受けたのでその記念で(笑)、昨日に続き金の話を、、、
ちなみに、金投資(金ETF関係)については、7/18,  8/11 にも記事を書いてますのであわせて読んで頂ければ嬉しい限りです。

さて、まだ書いていない重要なことといえば、今後の金投資環境が良いのか悪いのかということだと思います。

ジム・ロジャーズ情報ブログ  (みかんさん) より
ジム・ロジャーズは金について他の商品と同じく今後上がっていき、史上最高値付近までそのうち戻すと考えています。 しかし金は他の商品と違い供給・在庫は史上最高水準で実需は減少傾向にあり、上がる理由は実需によるものではなく商品相場全体が上がるのに連れての投機によるものとしています。 他の商品への投資のほうがずっと儲かるだろうと言っており投資対象としてすすめていはいません。

ということです。ジムロジャースの見解だと、目先は上がるが、投機家の需要のためいずれ戻すということでしょうか?

一応、私なりに金投資環境を考えてみました。先に結論を書くと、私も目先(数年先ぐらい)までは上がると思います。その先は、、よくわかりません (注意:個人的見解ですので、もし投資なさる場合は自己責任でお願いします)。





まずは、金の供給面としては、7/18の記事にも書きましたように、現在約14万トン(オリンピックプール3杯)しかありません。また、今後取れる量は、推定9万トン程度で、しかも現在の金価格で採算が取れるかどうかという視点で考えると、推定4万トンぐらいしかありません。ちなみに、消費は年3000トン程度ですので、残り15年分ぐらいしか残っていません。

需要面(実需)では、金消費として多いのは、インド、イタリア、トルコ、中国、、、という順に多く、その上位4国で半分程度消費しています。 ここで重要なことは、いま経済発展著しいインド、中国等の消費が多いことです。これらの国は今後ますます発展しますので、ますます金消費は多くなると思われます。

まずここまで出まとめると、「金の供給はタイトなのに対し、経済成長著しいインド、中国の需要増加がしばらく続く、つまり目先は上がりやすい環境」ということになりそうです。


また、需要面(投資)では、日本の金ETFも含め、2003年から各国でも金ETFが設定されています(オーストラリア03年、米国04年等)。 そして現在、金ETFの残高は、600トン規模に膨れ上がってます。
金ETFは個人投資家以外にも年金基金等も投資してくるとかんがえられますので、今後も残高は増えていくと思います。

この金ETFの残高増大をもって、ジムロジャーズのいう「投機家の需要」となるのでしょうか??
個人的には、年金基金の膨大な資産の一部が金に向けられると思いますので、投機一本とは思いませんが、どうなるのでしょうか。

以上、目先はまだまだ伸びる可能性がある金投資についての見解です。
今金1g2500円程度ですが、昔は5000円という時期(1980年前後)もありましたので、そこまで行く可能性も十分あります。
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この記事に対するコメント

無題

 はじめましてモンチさん。トラックバックありがとうございます。

 自分のブログの記事の内容が抽象的すぎてわかりずらいことから大幅に書き直しました。
 せっかく引用して頂いたのにすみません。

 ジム・ロジャーズは金の需要全体は増えているが内訳をみると、投機による資金流入によって増えているものであり実需(装飾・産業用・歯科用など)が減っているとしています。
 だたしアメリカでの実需については言及していますが、モンチさんのおっしゃる新興国の需要増については特に言及していないことからこれをどう考えているのか気になるところです。

 ジム・ロジャーズも金の価格自体は上がるけど相対的に魅力的な投資先とはいえないと考えているようです。

 個人的には上がればいいじゃんと思うのですが他の資源値上がりなどによるインフレも想定すると難しいところですね。

-------------
以下ブログ修正文
http://blog.jimrogers-fun.com/Entry/7/

 ジム・ロジャーズは金も他の商品と同じく今後価格が上昇していくと考えています。しかし金への投資をすすめてはいません。
 ジム・ロジャーズは商品全体(金属、エネルギー、食品)は今後の需要の拡大と今まで供給体制が減少傾向にあったことから需給のバランスが崩れ値段が上がっていくと考えています。(参考記事)
 ただし金は例外で他のほとんどの商品と違い消耗しないことから今まで掘られた金はなんらかのかたちで存在しており、なおかつ金の探査は近年もすすめられていたことから、在庫は史上最高水準であり供給もある程度ある。
 また、多くの中央銀行が膨大な金を保有しておりこれを売りたいと考えているという金の特異な状況もあります。
 しかも金は装飾・産業用・歯科用などに使われているが需要は減少傾向にある。
 単純な需給のバランスだけを考えると金は価格が下落するところですが、2000年以降さまざまな経済不安ごとに金への投機資金が流れ金価格が上昇している。
 そしてこれからも商品相場の上昇にあわせて金価格も上昇すると考えています。
 しかし実際の需給というファンダメンタルズと無関係に上昇する金より、実需の増加によって価格上昇が見込める他の商品への投資のほうがずっと儲かるだろうと言っています。
 ジム・ロジャーズが金を保有しているのは万が一の経済危機などの時の保険として持っているとのことです。

【2007/08/12 04:01】みかん #56aed02249(URL)[編集]

Re:無題

>みかん様

こちらこそ連絡いただいてありがとうございます。

なるほど、「金以外に、もっと伸びるものがある」ということなのですね。商品関係でいうと、確かに希少金属(ニッケル、クロム、タングステン、、)等の方がより自給がタイトで面白いかも知れませんね。ただ投機目的(ロンドン金属取引所でニッケルの買占めを止めるような規制ができたのも記憶が新しいところです。)も多いので個人投資家は気をつけないと、、、あとは、エネルギーやソフト関係も入れると考えるべき投資先は沢山ありますね。

東証には、商品インデックスETFをぜひ出して欲しいところです。

【2007/08/12 10:10】管理人

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