Date:2008/05/01 00:25
他のブログでも既に話題になっていますが、楽天証券で新しく7本のETFの取り扱いが始まるそうです。(詳細は楽天証券のサイトで)
GJ! 楽天証券(^^;
さて追加されるETFのラインナップですが、
- リクソーETF MSCI ワールド
- リクソーETF MSCI ACアジア・パシフィック(除く日本)
- リクソーETF MSCI インディア
- リクソーETF MSCI 韓国
- リクソーETF ロシア(DJ RUSINDEX TITANS 10)
- リクソーETF ナスダック 100
- リクソーETF コモディティーズ CRB(ロイター/ジェフリーズCRB
です。
注目は、やはり”MSCI ワールド ”でしょうか?
個人的には、コモディティのRJ/CRBインデックスも気になります。
今回のETFは、香港市場に上場しているようですので、手数料が中国ETFの取り扱いになります。
よって、販売手数料は、「約定代金の0.525%(最低手数料525円、手数料上限5,250円)」となります。
(小口でも安心して買えますね。 もちろん100万円以上購入で手数料がさらに安くります。)
あと、今回のリクソーのETFは、手法が面白いですね。(シンセティック・リプリケーション手法と呼ぶらしい)
楽天証券のサイトに詳しく書いてありますが、、
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・ざっくりインデックスに連動するようなポートフォリオ
・エクイティ・スワップ(上記ポートフォリオとインデックス間)
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を使ってインデックスに連動させるようです。
このポートフォリオの肝は、ずばりエクイティ・スワップですね。
エクイティ・スワップは、ある株式の値動きと、別の値動き(株式や金利など)を交換する契約のことです。
例えば、1ヶ月後のTOPIXの値動きと短期金利を交換などがあります。 この場合だと、TOPIXが1ヵ月後に下がっても株式の損失は出ず、交換した金利のほうを貰うことができます。逆にTOPIXが上がれば、その収益を取られてしまいます。(株価が下がりそうだから一時的にヘッジしたいときに使われます)
リクソーの場合は、「ざっくりインデックスに連動するようなポートフォリオ」と「インデックス」の値動きを交換する契約を利用するみたいです。 こうすれば、インデックスからの乖離分(損失も収益も含め)をこのエクイティ・スワップで賄う事ができます。
よって、「ざっくりインデックスに連動するようなポートフォリオ」+「エクイティ・スワップ」=インデックスです。
うーん、なかなか、凄い手法ですね。
大部分は現物株のポートフォリオで持ち安全性を高めておきながら、インデックスの差分をデリバティブで補うことができますね。 理論上は、インデックスとの連動性がほぼ100%に近づくのではないでしょうか?(コストは無視していますが)。
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