Date:2009/06/09 01:15
経済協力開発機構(OECD)が、世界の景気先行指数を発表しています。
その発表によると、大半のOECD加盟国で景気悪化ペースが緩和、一部地域では底を打った可能性があるということです。
4月のOECD加盟国の景気先行指数、93.2に上昇=OECD (ロイターより)
[ パリ 8日 ロイター] 経済協力開発機構(OECD)が8日発表した4月のOECD加盟国の景気先行指数は93.2となり、前月の92.7(改定値)から上昇した。
前年同月からは8.3ポイント低下した。 カナダ、フランス、イタリア、英国は底を打った可能性があるという。
以下、OECD加盟国全体の景気先行指数の推移

(引用: Composite Leading Indicators (CLIs), OECD, June 2009 update)
2009年4月より0.5ポイントアップ(でも1年前に比べると8.3ポイントマイナスなんですが・・・)。 これで、底打ちした?、まだ少し微妙な感じ?
OECDは、「一時的な回復か持続的な回復かを判断するのは時期尚早だが、大半のOECD加盟国で景気悪化ペースが緩和していることが示された」と言っているようです。
もう少し中身を見てみると、 PR
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Date:2009/06/07 00:55
先週行われた インデックス投資交流会で、名刺交換させていただいて田口さんから本を頂いたのでご紹介します。 (著者の田口さんは、ファイナンシャルプランナーで、この本のほかにセゾン投信の中さんとの共著で「 「いそがない資産運用」のススメ」 も書いています。)
この本の概要は、「著者が28歳のときに借金持ち(貯蓄ゼロ)からスタートし、借金を完済。 そして資産運用で資金を築き、最終的には独立系FP事務所の社長になった。」という経験を元に、若い人にお金のことに気がついてもらうために、どのように行動すれば良いかを書いたものでした。
そして読みやすいように、0円から30万円。 30万円から100万円。 100万円から500万円。 500万円から1000万円。 そして1000万円からお金に困らない状態。 というステップ毎に、何をすればよいかが書かれています。
では、少しだけ内容を紹介・・・。
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Date:2009/06/06 00:22
東証に新しく、アジア各国の国債・公債に投資するETFが上場されるようです。
アジア国債・公債ETFの上場を承認しました (東証より)
当取引所は、本日、ETFの組成業者として著名なステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ (SSgA)のETF「ABF汎アジア債券インデックス・ファンド」(愛称:アジア国債・公債ETF)の上場を、債券指数に連動するETFとして初めて承 認しました。 上場予定日は6月19日(金)です。
当該ETFが連動を目指す「iBoxx ABFパン・アジア指数」は、アジア8つの市場(中国、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ)の現地通貨建ての国債・ 公債を対象としています。東証を通じて、円ベースでのアジアの債券市場へのアクセスが可能となり、保有資産の多様化に貢献できることを期待しております。
初!!債券ETFです。 今期待されているアジア地域に幅広く投資する債券ETFです。
海外ETFの重複上場ですので、今まででも海外ETFとして購入することもできましたが(日興コーディアル)、日本円で気軽に買えることは非常に重要です。
嬉しいことに少しずつですが投資環境が整ってきています。 東証には(大証にも)これだけに止まらず、さらなるラインナップ拡大をお願いしたいです(^^)
では、少しだけETFの詳細を・・・・
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Date:2009/06/05 00:47
ここ1年でETFの売買単位の小口化が進み、個人投資家には非常に買いやすい環境になりました。 少し前までは、10万円以上の資金がないとETFには投資できなかったときに比べ、今では1万円を切るものも沢山出てきています。 東証のサイトによると、60銘柄中57銘柄のETFが10万円以下で購入できるようです。
私も非常に恩恵を受けていまして、TOPIXなど国内ETFに投資する場合は、投資信託ではなくETFを利用するようになっています。 もちろん、ETFが投資信託に比べて全ての面で有利であるかというと、分配金も出ますし、ドルコスト平均法での購入も難しいです。 ただ、コストは安いですし、貸し株などでプラスアルファを狙うなど有利な面も沢山あります。
と、少し話がそれてしまいましたが(^^;;
ETFが小口化され、ラインナップも増え、個人投資家に便利になったことにより、ETFの保有者が増えているようです。
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Date:2009/06/03 01:18
日本にはありませんが、米国には、日々のある株価指数(NYダウなど)の動きの2倍の動きをするUltraETFというものがあります。例えば、1日に100円株価が上昇した場合、UltraETFの価格は200円上昇します。
同じようにUltraShortETFというものもあります。これは日々の株価の動きのー2倍の動きをします。同じく1日に100円株価が上昇した場合、UltraShortETFは200円下落します。
同じような仕組みの投資信託は日本でも購入できます。こちらは「ダブルブル(指数の2倍に連動)」「ダブルベア(-2倍)」ファンドと呼ばれていたりします。
海外では意外と人気があるらしいのですが、特性を理解しておかないと思ったとおり収益が得られなかったということが起こりそうです。
その重要な特性というのは、「株価の 日々の値動きの 2倍の値動きをする」ということですが、重要なところは「2倍」ではなく 「日々」というところにあります。
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Date:2009/06/02 01:06
運用コストが非常に低くインデックス投資家からは絶大な支持を得ているバンガードですが、国内からでは簡単にそのファンドを購入することができません。 何とか直販でファンドを購入できるようになる、もしくは、ETFを国内上場し国内市場で簡単に購入できるようになって欲しいところです。
もう、過去に何度も記事にしてますので、その道のりは険しいことは分かっていますが、やはりまだまだ遠い存在のようです。
ETFインタビュー:アジアでインデックスファンドへ回帰の動き=バンガード・チャドリー氏(モーニングスターより)
日本でもバンガードのETFを上場する予定はあるか。
「現時点では日本でバンガードのETFを上場することに対するニーズが大きいとは考 えていない。日本の個人投資家は現在、ネット証券を通じて非常に流動性が高い米国市場に上場するバンガードのETFを取引できる。日本で上場した場合、一 定の流動性が確保できなければ売り値と買い値のスプレッド(差)が拡大し、結果的に取引コストが大きくなる恐れがある」
バンガードの中でも日本を含むアジアを統括する方の意見ですので、非常に重く受け止める必要があります。
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Date:2009/06/01 00:56
えんどうさん( サイトはこちら)のお誘いで、「第4回インデックス投資交流会」に参加してきました。昨年7月から不定期に行われ、もう4回も開催されています。 次回は1周年記念でしょうか(^^;
今回も、色々な方が参加なされていました。
・インデックス交流会でお見かけする方
・ブロガーの方
・投資本などを書かれている、インデックス会では有名な方(^^;
・今回初めて参加される方
いつも驚くことは、投資(以外も)について、皆さん良く知っています。 私の周りでは通常、投資について話題に出ることがありませんので、非常に楽しくお話をすることができました。
かなり色々な内容が飛び交っていたのですが、面白いと思った内容だけピックアップします。
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Date:2009/05/30 00:43
先々週に、マルキール教授が講演されたバンガードのセミナーの会場で購入した本をご紹介します。
著者は、ファイナンシャルアドバイザーの田口 智隆さんと、セゾン投信を立ち上げた中野 晴啓さんのお二人で、書籍の前半と後半をそれぞれ担当されています。
前半部分は「一般の人がどうやって投資すればいいのか」という、いわゆる長期分散投資のススメが体系的に書かれています。 後半は、中野さん流の投資法、セゾン投信を立ち上げた理由、長期投資の必要性などが書かれています。
セゾン投信のファンド(セゾン・バンガード・グローバルバランスファンなど)を購入する、もしくは購入するかもという方向け、つまり投資を始めたばかりの方にレベルを合わせた内容になってます。 もう一度、「基本をおさらいしたい方」や「セゾン投信を立ち上げた熱い理由」を知りたい人にはお勧めです。
私個人的には、そこそこ楽しく読ませてもらいました。 特に「長期投資の本質を知ろう」という項目があるのですが、「なるほど」と感じてしまいました。
簡単に内容を紹介しますと、、、
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Date:2009/05/28 01:43
「GM破綻危機」が現実のものになりそうです。
昨日にも書きましたが、26日に期限を迎えた「債券と株式の交換」作業ですが、やはり失敗に終わったようです。 もう、よほどのことがないかぎり、政府支援は受けられないそうです。
Xディは、「政府支援を行うかの最終決定日」6月1日になりそうです。
GM、破綻強まる 債務削減交渉打ち切りへ (asahi.cmより)
経営危機の米自動車首位ゼネラル・モーターズ(GM)は27日、債権者との債務削減交渉が、当初設定した26日深夜の期限内にまとまらなかったと発表し、 交渉を打ち切ることを明らかにした。GMは近く取締役会を開き、対応を検討する。このままでは米政府が資金支援を継続する条件を満たせなくなる見通しで、 米連邦破産法11条の適用を申請して経営破綻(はたん)する可能性が濃厚になった。
破綻が濃厚になった本日の株価は、、、特に反応がないですね。 それどころがGMの話よりも住宅価格と消費者物価の話で反応しています。もうGM破綻は完全に織込み済みなのでしょうか(^^;;
(もし、このままソフトランディングで破綻できたなら、米国政府の手腕に脱帽です)
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Date:2009/05/27 01:22
皆さんご存知のとおり、GM再建計画の最終判断が目の前に迫っています。
債務交換期限・・・米国時間26日(日本27日、もう今日ですね)
これが最終局面で、これが上手くいかないと、米国時間6月1日の「政府支援の最終決定」で破綻が決定してしまいます。 GM自体も大きい会社ですが、その下請け会社、そのさらに下請け会社までの影響度を考えると、かなりドキドキしてしまいます(汗)。
では、気になる「債務交換」が上手く進んでいるのかと・・・・、
ニュースなどを読めば読むほど絶望的な気がします。 もはや、「破綻するか、しないか」というよりも、「影響が少なく破綻できるか、できないか」という論調も多く見られます。
具体的には、
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